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自分史の構成を考える

 文章構成のアウトラインをつくる

自分史の型
さまざまな記述形式がありますが、順次記述型、箇条書き型、双方の複合型が考えられます。

形式 見出し 記述 年表(日本) 年表(世界)
順次記述型 私の生誕 私は、札幌市豊平区で生まれた。2日前東京で、2,26事件が起こった。
その年ドイツはラインランドに進駐した。
箇条書き型 私の生誕 誕生:札幌市豊平区 昭和11年、2.26事件 独・ラインランドに進駐
複合型 私の生誕 私は、札幌市豊平区で生まれた。 昭和11年、2.26事件 独・ラインランドに進駐

文章構成の基本パターン
文章構成は、人さまざまで、そこに文章の個性、面白さが生まれるのです。「自分の文体」をだんだんと、創りあげていきましょう。
まず参考として基本パターンを紹介します。

基本パターン

基本パターン
起(き) 事実や出来事を述べる。
承(しょう) 「起」で述べたことに関して更に述べる。解説したり感想や意見を述べる。
転(てん) 「起承」とは関係のない別な事柄を述べる。
結(けつ) 全体を関連づけて締めくくる。

※ 起承転結とは・・・(リンク)

新聞記事づくりの基本パターン

5W と 1H
When      いつ、何時     時間     
Where どこで 場所
Who 誰が、何が 主体
What 何にをした 行為
Why なぜ 理由
How どうやって 状況

企画を6W2Hで構成する
前項の「5W1H」は、人から人へ情報を伝達する際に必要な要素です。最近では,これに「1WIH」を増やした「6W2H」という考え方が提唱されています。計画立案の要素となるものが「6W2H」で、いわゆる「企画書づくり」というものです。

Why:なぜ自分史をつくるのか
      目的をはっきりさせることが重要。
      自分史を完成させるモチベーション(動機づけ)を持ちやすくなります。


What:どんな形態の自分史をつくりたいか
      最初に説明したように、自分史は様々な形態があり、最適な方法を選ぶ。
      映像や写真が中心のもの、動画で見せる形式など。


Whom:誰に読んでもらいたいか
      ターゲット読者を想定し、書き進めると、自分史の標的が絞りやすくなります。

When:どんなスケジュールで進めるか
       きっちりした文書を作り上げるには、かなりの体力と知力が必要。
       そして集中力を必要とします。


Who:誰が原稿を書くのか
       有名人の自叙伝の多くは、ゴーストライターの手によるものです。
       人に書いてもらうには、書き手に十分な資料の提供をすること。
       インタービュー形式の取材が必要です。


Where:制作の拠点はどこに
       実制作を外部に委託するとなると、作業場所を決めます。
       これが、制作費用にかかわってくるからです。


How to:どのように、どんな方法でつくるか
      制作の体制を考えます。手書きで、データ入力を依頼する。
      本人は素材集めに専念し、原稿作成は依頼することもあります。


How much:費用は、いくらかけるのか
      自分史、自費出版の費用は千差万別で、わかりにくいものです。
      費用の主な分類は
      *取材費 (資料収集、資料購入、交通費、日当、他)
      *製作費 (資料の編集加工、機材費、交通費、日当、他)
      *印刷費 (データ入力、データ校正、印刷製本、他)

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